このメールマガジンのコンセプトは「兼業起業家への第一歩」です。
定年を迎えてから自分の好きな仕事をしようと考えている方は、多いと思いますが、それでは準備が遅れます。
また定年退職してから新しい仕事に取組みには、時間はあるかもしれませんが、収入の目処がつくには時間がかかりますので、在職中から定年後の仕事の準備を始めて、その仕事が順調になってから、サラリーマンをやめた方がうまく軟着陸できるはずです。
在職中であれば、将来の仕事に着手して赤字が出ても、給与所得と事業所得の損益通算により現在の給与所得が減りますので、その分所得税が還付されます。少しくらい失敗しても心強いですね。ぜひ今から新しい仕事にチャレンジしましょう。
今回も、最終章の生涯のライフワークをどう考えていくかを、お話していく予定です。
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「兼業起業家への第一歩」シリーズ 第411回
その4 完全独立後も安定と成長
<その4 生涯のライフワーク NO.141>
ここからは、第2の人生を1起業家としてやっていくうえで、生涯のライフワークとしてどのように関わっていくかを考えて見たいと思います。
リタイア後は、仕事のことなど考えないで、悠々と過ごすと公言している人もいますが、何年間も趣味に生きられる方は別ですが、定年後もできるだけ、働きたいと思っている方のほうが多いのではないでしょうか。
日本の年金制度は、夫婦で安心して暮らしていくだけのレベルでは、ありません。また60歳から年金をもらえる時代ではなく、現在は65歳ですが、将来の年金改革では、間違いなく65歳以上に年金支給開始年齢が上がっていくことが予想されます。
生涯のライフワークということは、年金に加える収入を得ながら、自分の好きな仕事を一生涯続けることだと考えています。一生涯のライフワークには、どのようなものがあるか見て生きたいと思います。
今回も、私が大好きなテレビ番組「人生の楽園」から、生涯現役で頑張っている方を中心にご紹介しようと思います
今回は、漆喰の歴史のある町並みが今も残る愛媛県内子町が舞台です。そんな町で、竹細工の工房を開いた武智壽夫(ひさお)さん(65歳)が主人公です。
内子町の隣町、大洲市出身の壽夫さんは、大学を卒業後、大阪でサラリーマンをしていました。壽夫さんの趣味はトライアスロン、しかし、50代半ばに怪我をしてしまい、続けることが出来なくなってしまいます。そんな時に出会ったのが竹細工でした。竹の奥深さに魅せられ、次第に職人になりたいと考えるようになります。
58歳で早期退職し、京都伝統工芸大学校に入学し、本格的に竹細工を学び始めました。在学中、展示会にバッグを出品した際、3つ売れたことが自信となり、竹細工職人として生きていこうと決意しました。大学校を卒業後、故郷に戻り、そこで1軒の空き家に出会いました。その空き家は、訪れたことのある和傘屋さんだった古民家でした。訪れた当時からこんなところで工房をやってみたいと憧れを抱いていた壽夫さん、そして2012年6月、その古民家で念願の竹細工工房「武工房」を開きました。
壽夫さんが営む「武工房」では、茶托や風車など様々な竹細工が作られています。中でも壽夫さんが得意とするのは竹で作るバッグです。竹の皮を削った部分とそうでない部分を上手に組み合わせて模様を描くバッグは自信作です。使い続ける程、経年変化で竹の皮を削った部分が飴色に変わり、模様がはっきりと浮かび上がるんです。この経年変化するバッグは、お客さんにも大好評で、1年待ち状態なんです。
「武工房」には、壽夫さんを心配してよく訪ねて来る方がいます。壽夫さんのお姉さんの奉子さんです。竹細工で忙しい壽夫さんのために週3日ほど美味しいご飯を持って来てくれます。工房の縁側で奉子さんから頂いた美味しいご飯を食べて、大好きな竹細工に打ち込みます。幸せ者の壽夫さんです。
11月・12月が竹の切り時です。この日は、お弟子さんたち、さらにザル専門の竹細工職人の秋山さんと共に竹を切りに隣町にやって来ました。
壽夫さんが使うのは柔軟性があり竹細工に適した真竹。中でもバッグ作りに最適な節の間隔が長いものを選びます。切り出した竹は、通常、油抜きという作業をして白竹と呼ばれる状態にして使いますが、この時期は限定商品として、清々しい青竹をそのまま使ったお弁当箱もあるんです。
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◆編集後記
白血病闘病記2016.12 NO.37
骨髄検査の結果は、陰性でしたが、実は、11月から肝臓の数値が、良くなくて、12月になっても次第に数値が高くなっており、GOTは標準数値の10倍、GPTは標準数値の10倍以上、γGTも10倍の数値があります。
最初は、B型、C型肝炎の検査をしましたが、陰性であり、今週は肝臓になかにあるウィルスの検査とCT検査を行う予定です。体もすこし怠い感じがしますので、早く原因を掴みたいと思っています。
体は、元気になって来ているにも関わらず、万全というわけには、いかないので、早く原因を掴んで、対策を考えないといけないのですが、場合によっては、内科の専門医のコンサルが必要かもしれません。