このメールマガジンのコンセプトは「兼業起業家への第一歩」です。
定年を迎えてから自分の好きな仕事をしようと考えている方は、多いと思いますが、それでは準備が遅れます。
また定年退職してから新しい仕事に取組みには、時間はあるかもしれませんが、収入の目処がつくには時間がかかりますので、在職中から定年後の仕事の準備を始めて、その仕事が順調になってから、サラリーマンをやめた方がうまく軟着陸できるはずです。
在職中であれば、将来の仕事に着手して赤字が出ても、給与所得と事業所得の損益通算により現在の給与所得が減りますので、その分所得税が還付されます。少しくらい失敗しても心強いですね。ぜひ今から新しい仕事にチャレンジしましょう。
今回も、ソーシャルビジネスとコミュニティビジネスについてビジネスの内容や、実例について紹介していきまいと思います。
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「兼業起業家への第一歩」シリーズ 第241回
その4 完全独立後も安定と成長
<その2 ソーシャルビジネス&コミュニティビジネス
その3 ソーシャルビジネス&コミュニティビジネス団体>
ここからは、第2の人生を1起業家としてやっていくうえで、社会的に意義のあるソーシャルビジネスや地域に貢献するコミュニティビジネスに関心のある方に、どのようにそのビジネスをやっていくか、その内容や方法について、一緒に研究してみましょう。
<NPO法人不忘アザレア>
今回も、経済産業労働省が平成21年に実施した「ソーシャルビジネス55選」に掲載されて、現在でも活動が続いているソーシャルビジネスの組織について紹介したいと思います。
現在は、街づくり・観光・農業体験等の分野で地域活性化のための人づくり、仕組みつくりに取り組んでいる組織をご紹介します。
今回は、岩手県遠野市綾織地区の女性団体の長が、市の営農振興課から圃場整備事業で田んぼの女性用のトイレをつくる市民の要望から、女性の声を取りまとめて欲しいと頼まれたことから、7名の長が集まり「あやおり夢を咲かせる情勢の会」が発足しました。
トイレの予算がつくまでは毎月農業関係の定例会の活動中心であったが、綾織地区が元気になるためには、1行政地区から3名の女性に参加してもらい、様々な切り口で行政に提案ができるような組織を作っていきました。
そして平成10年に綾織に道の駅ができることとなり、その中で自分たちの店を運営したいことを市の担当係長に訴えて、女性の技を出し、夢を咲かせる店である「夢咲き茶屋」をオープンさせました。
子供たちに残したい郷土料理を中心とするメニューということになり、そばと団子とおにぎりとなり、5坪にも満たない店であったが、オープン初年度の半年で1800万円を売り上げて、平成11年には、店を企業組合化して法人としての体制を整えました。
平成20年には、女性の会は15周年を迎えて、茶屋で働く人も31名にもなり、地元の小学生に野菜作りや機織りなどの体験をしてもらうグリーン・ツーリズムや他の団体との交流(ナベナベサミット)や講演や視察受け入れなど様々な分野でも活動しています。
NPO法人不忘アザレ
http://www.nposki.com/
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◆編集後記
<白血病闘病日記 H25.8 NO.23>
先週は、いよいよ骨髄移植となりました。金曜日が本番でしたので、その前日の2日間に放射線治療を受けました。
これは、1回目は仰向きで、2日目はうつ伏せの状態で、30分全身に照射します。目と肺は危険なのでガードしていますが、気持ちのいいものではありませんし、少しも動けないので、辛いものでした。
2日目が終了してから、放射線に影響で、気持ち悪さが出てきました。翌日は1日中気分が悪い状況でしたが、移植は夜になるとのことで、緊張の中、移植を待っていました。
実は、今回のドナーは鹿児島の方で、前日から担当医師が、鹿児島に渡り、病院から直接骨髄を受け取り、飛行機で東京の病院に運んでくる仕組みとなっているそうです。飛行機は大丈夫が心配しましたが、羽田は雷がなっていたそうですが、運行には問題なかったそうです。
要するに、骨髄を採取したら、その日にドナーに移植することが絶対条件ですので、業者には任せられないそうです。
午後7時くらいから移植が始まりました。移植といっても注射で何本か入れるだけですが、その注射を打ったとたんに、体が全身熱くなり、嘔吐感が激しく出て、途中で吐いて今いました。その後は、お腹がいたくなり、下痢が出てくる状況であり、生きた心地がしませんでした。
その翌日も、嘔吐感が残り、全く食事がとれなくなりました。嘔吐を我慢して1日過ごすのは、非常に辛く、夜も眠れないので、1日が長くて仕方がありません。いつまでこの状態が続くのか、不安な毎日です。
みんな心配しています。
できるだけ早く復帰できるよう頑張っています。