2016年02月22日

メールマガジン「アクティブ・シニア・クラブ2」第369号配信!

社会保険労務士&行政書士の國井 正です。

このメールマガジンのコンセプトは「兼業起業家への第一歩」です。

定年を迎えてから自分の好きな仕事をしようと考えている方は、多いと思いますが、それでは準備が遅れます。

また定年退職してから新しい仕事に取組みには、時間はあるかもしれませんが、収入の目処がつくには時間がかかりますので、在職中から定年後の仕事の準備を始めて、その仕事が順調になってから、サラリーマンをやめた方がうまく軟着陸できるはずです。

在職中であれば、将来の仕事に着手して赤字が出ても、給与所得と事業所得の損益通算により現在の給与所得が減りますので、その分所得税が還付されます。少しくらい失敗しても心強いですね。ぜひ今から新しい仕事にチャレンジしましょう。

今回も、最終章の生涯のライフワークをどう考えていくかを、お話していく予定です。

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「兼業起業家への第一歩」シリーズ 第369回

その4 完全独立後も安定と成長

<その4 生涯のライフワーク NO.99>

ここからは、第2の人生を1起業家としてやっていくうえで、生涯のライフワークとしてどのように関わっていくかを考えて見たいと思います。

リタイア後は、仕事のことなど考えないで、悠々と過ごすと公言している人もいますが、何年間も趣味に生きられる方は別ですが、定年後もできるだけ、働きたいと思っている方のほうが多いのではないでしょうか。

日本の年金制度は、夫婦で安心して暮らしていくだけのレベルでは、ありません。また60歳から年金をもらえる時代ではなく、現在は65歳ですが、将来の年金改革では、間違いなく65歳以上に年金支給開始年齢が上がっていくことが予想されます。

生涯のライフワークということは、年金に加える収入を得ながら、自分の好きな仕事を一生涯続けることだと考えています。一生涯のライフワークには、どのようなものがあるか見て生きたいと思います。

今回も、私が大好きなテレビ番組「人生の楽園」から、生涯現役で頑張っている方を中心にご紹介しようと思います。

今回の舞台は雪国東北、山形市です。3年前、勤めていた会社を早期退職し、こけし職人になった梅木直美さん(48歳)が主人公です。

山形市で生まれ育った直美さんは、母親が亡くなった事で父修一さんと暮らし始めます。週末には、修一さんが作ったこけしの木地に絵付けをするようになりました。次第にこけし愛好家たちの間で直美さんが絵付けしたこけしが人気となり、直美さんが木地から作ったこけしが欲しいと言われるようになりました。

修一さんも高齢になり、「木地挽きを教わるなら今しかない」と思い、退職を決意した直美さんは、その後、本格的にこけし作りに取り組み始め、2年前からようやく木地挽きをさせてもらえるようになりました。

まだ全ての工程を任されてはいないですが、師匠の背中を見て技を盗み、伝統のこけし作りを受け継いでいこうと頑張っています。直美さんと厳しくも温かく指導する修一さんを紹介します。

工房に入るとお父さんではなく師匠になります。師匠が来る前にストーブに木くずを入れて燃やし、工房内を温めるのが直美さんの朝一番の仕事です。角材から円柱にし、カンナ棒で頭部を丸く削っていきます。完成した生地に絵付けをし、ロウで磨きをかけ頭と胴をつなげてようやくこけしの完成です。1つ1つ手作りのこけしは手間暇がかかっています。

この日、天童市の蕎麦店「やま竹」にやってきた直美さんは、店主の國井さんと飲み屋で知り合い、店内にこけしを置かせてもらっています。伝統こけしの他に猫の顔を描いた「猫こけし」や背面に羽をあしらった「天使こけし」など直美さんが考案したこけしも販売しています。伝統を残しつつ、もっと多くの人にこけしを手に取ってほしいと工夫を凝らしています。

年に1度開催される「ミニかまくら祭り」の会場には大小様々な、かまくらが作られました。夕暮れと共にかまくらにセットされたロウソク3000個が灯され、温かな光に包まり、幻想的な光景が河川敷一帯に広がります。山形名物・玉こんにゃく600本を訪れた町民に振る舞い、身も心も温まるお祭りになりました。

今回は、夫婦の話ではなく、父親のこけし作りの伝統を継いだ、娘さんの話です。父親としては嬉しい反面、娘さんの伴侶の心配もあるのではないかと考えてしまいます。國井という姓は、山形にもあるのかと驚きました。

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◆編集後記

先週のメールマガジンで白血病の再発の話をしたところ、メールマガジンを読んでいる方から励ましのメールなどがありました。また親しい方には、お話しましたので、少し気持ちが楽になりました。

また先週は、勤務していた第一生命のミニ同期会がありましたので、少し気が重かったのですが、再発のことも話をしました。60歳を過ぎると、皆なもなんらか体の不調な部分もあり、よく理解していただき、励まされました。

今回のメンバーは、第一生命入社時に東京本社に在籍していたメンバーも多く入社時の顔もよく知っていますので、安心して話をできる気がします。実際に再雇用などで勤務しているメンバーと退職して何も仕事をしていないメンバーは、半々くらいであり、皆な好きなことをやっている気がします。

しかし自分も再発しなかったら、もっと楽しく過ごせると思ってしまうと、考えてしまう部分もありますが、前向きに入院までの日数を、しっかり仕事も取り組んで準備をしたいと考えています。
posted by 國井 正 at 10:46| 東京 ☀| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
狛江の木村です。
大変ご無沙汰しております。
毎回、ブログ楽しみに読ませていただいております。また再発されたとのことですが、國井さんのいつも前向きな姿勢で取り組まれれば、絶対に根治できると信じております。
これからも応援しておりますので、病気をやっつけて無事に退院できることをお祈りしております。
Posted by 木村 俊夫 at 2016年02月23日 16:07
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