2017年02月06日

メールマガジン「アクティブ・シニア・クラブ2」第418号配信!

社会保険労務士&行政書士の國井 正です。

このメールマガジンのコンセプトは「兼業起業家への第一歩」です。

定年を迎えてから自分の好きな仕事をしようと考えている方は、多いと思いますが、それでは準備が遅れます。

また定年退職してから新しい仕事に取組みには、時間はあるかもしれませんが、収入の目処がつくには時間がかかりますので、在職中から定年後の仕事の準備を始めて、その仕事が順調になってから、サラリーマンをやめた方がうまく軟着陸できるはずです。

在職中であれば、将来の仕事に着手して赤字が出ても、給与所得と事業所得の損益通算により現在の給与所得が減りますので、その分所得税が還付されます。少しくらい失敗しても心強いですね。ぜひ今から新しい仕事にチャレンジしましょう。

今回も、最終章の生涯のライフワークをどう考えていくかを、お話していく予定です。

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「兼業起業家への第一歩」シリーズ 第418回

その4 完全独立後も安定と成長

<その4 生涯のライフワーク NO.148>

ここからは、第2の人生を1起業家としてやっていくうえで、生涯のライフワークとしてどのように関わっていくかを考えて見たいと思います。

リタイア後は、仕事のことなど考えないで、悠々と過ごすと公言している人もいますが、何年間も趣味に生きられる方は別ですが、定年後もできるだけ、働きたいと思っている方のほうが多いのではないでしょうか。

日本の年金制度は、夫婦で安心して暮らしていくだけのレベルでは、ありません。また60歳から年金をもらえる時代ではなく、現在は65歳ですが、将来の年金改革では、間違いなく65歳以上に年金支給開始年齢が上がっていくことが予想されます。

生涯のライフワークということは、年金に加える収入を得ながら、自分の好きな仕事を一生涯続けることだと考えています。一生涯のライフワークには、どのようなものがあるか見て生きたいと思います。

今回も、私が大好きなテレビ番組「人生の楽園」から、生涯現役で頑張っている方を中心にご紹介しようと思います。

今回の舞台は温泉地で知られる岐阜県下呂市です。50歳を過ぎてから陶芸に魅せられ、趣味の工房「山おやじ」を構え、愛犬・ラッキー(14歳)とともに山里暮らしを楽しんでいる、長谷川廣行さん(66歳)が主人公です。

岐阜県美濃加茂市出身で自動車の板金工をしていた廣行さんの趣味は渓流釣りです。若い頃は車で寝泊まりしながら釣りを楽しんでいた廣行さんでしたが、50代になると釣り場の近くにセカンドハウスが欲しくなり、53歳の時に下呂市の山間の集落に古民家を購入しました。

それからは週末になると釣り仲間が集まるようになり、手料理でもてなしていた廣行さん。仲間に料理を褒められ、今度は料理を盛り付ける器にも凝り出し、自分でも器を作りたいと58歳で陶芸を習い始め、遂には陶芸用の薪窯(まきがま)も自分で作ってしまいました。そして窯の完成を機に自動車板金工を引退。山里で趣味の陶芸を楽しみたいと、2013年に下呂市で単身生活を始めました。

工房を始めて4年ですが、廣行さんがこれまで作った作品は4千個を超えます。あくまで陶芸は趣味なので作品は溜まる一方ですが、たまに工房を覗きに来た人などにプレゼントしています。ロクロを設置した陶芸部屋は、かつて養蚕に使われていたという自宅の2階です。今では陶芸を習いたいという人が集まるようになりました。体験料は、使った土代とロクロの使用料100円のみで、廣行さんの指導の元、色んな方が陶芸を楽しんでいます。

廣行さんの陶芸は、釉薬(ゆうやく)の代わりに食塩を使う「塩釉(えんゆう)焼き」と呼ばれるドイツで生まれた技法です。塩は熱くなった窯の中に直接撒いたり、作品に直接塗ったりと、やりかたは色々ありますが、窯が高温になることで塩の蒸気が発生し、作品の表面がガラス状の被膜で覆われることから液体に強く、ドイツではビールジョッキなどが多く作られました。日本には1950年代に伝わったと言われています。

作品は土が乾いたら塩を塗り、再び2週間ほど乾燥させてから薪窯に入れます。窯を焚くのは2ヵ月に1度で、松の木を燃やし、1100度を超える高温で33時間ほど焼きます。「陶芸仲間が集まる2カ月に1度の窯焚きはお祭り!薪窯は火の加減などで想像を超える表情の作品が生まれる」と、廣行さんは塩釉焼きの魅力を熱く語ります。

妻の美知子さんは仕事があるため岐阜県可児市の自宅で暮らしています。1人暮らしの廣行さんの相棒が愛犬・ラッキーです。美知子さんとは離れて暮らしていますが、「お互いに今の距離感が一番良い。今は毎日がとても楽しい」と廣行さんは言います。今日も山里でラッキーと散歩を楽しむ廣行さんです。

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◆編集後記

白血病闘病記2017.2 NO.44

先週は、会いたかった経堂の友人と久しぶりにランチを楽しみました。その友人とは、世田谷区の男の料理教室で知り合いました。教室にバスで行くときに、たまたま一緒になり、同年代であり、同じ経堂に住んでいることから、すぐに親しくなりました。

その後同じ教室で経堂に住んでいる人と一緒に飲みに行ったりしていましたが、昨年私の病気の再発があり、教室に出られなくなりましたが、病院にもよく来ていただき、退院してから会っていなかったので、体力が回復して会いたいと思っていました。

友人も昨年は帯状疱疹になり、後遺症がひどく大変であったようで、年齢的にいろいろあります。また2年間の京都の芸術系の大学の東京サテライトに通っており、1月は卒論を出すのが大変だったそうです。

彼の偉いところは、毎日夕食を息子さんと奥さんのために作っていることであり、奥さんは昨年まで働いていたそうですが、現在も夕食を作っているようです。また同じように金融機関で働いていたこともあり、肌が会うので、長い付き合いをしていと思っています。

4月からは、どこかの料理教室に一緒に行こうと話をしており、時々ランチをしようと思っています。私も、彼を見習って、夕食づくりを積極的にしようと考えています。
posted by 國井 正 at 09:48| 東京 ☀| Comment(0) | メールマガジン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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