このメールマガジンのコンセプトは「兼業起業家への第一歩」です。
定年を迎えてから自分の好きな仕事をしようと考えている方は、多いと思いますが、それでは準備が遅れます。
また定年退職してから新しい仕事に取組みには、時間はあるかもしれませんが、収入の目処がつくには時間がかかりますので、在職中から定年後の仕事の準備を始めて、その仕事が順調になってから、サラリーマンをやめた方がうまく軟着陸できるはずです。
在職中であれば、将来の仕事に着手して赤字が出ても、給与所得と事業所得の損益通算により現在の給与所得が減りますので、その分所得税が還付されます。少しくらい失敗しても心強いですね。ぜひ今から新しい仕事にチャレンジしましょう。
今回も、最終章の生涯のライフワークをどう考えていくかを、お話していく予定です。
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「兼業起業家への第一歩」シリーズ 第382回
その4 完全独立後も安定と成長
<その4 生涯のライフワーク NO.112>
ここからは、第2の人生を1起業家としてやっていくうえで、生涯のライフワークとしてどのように関わっていくかを考えて見たいと思います。
リタイア後は、仕事のことなど考えないで、悠々と過ごすと公言している人もいますが、何年間も趣味に生きられる方は別ですが、定年後もできるだけ、働きたいと思っている方のほうが多いのではないでしょうか。
日本の年金制度は、夫婦で安心して暮らしていくだけのレベルでは、ありません。また60歳から年金をもらえる時代ではなく、現在は65歳ですが、将来の年金改革では、間違いなく65歳以上に年金支給開始年齢が上がっていくことが予想されます。
生涯のライフワークということは、年金に加える収入を得ながら、自分の好きな仕事を一生涯続けることだと考えています。一生涯のライフワークには、どのようなものがあるか見て生きたいと思います。
今回も、私が大好きなテレビ番組「人生の楽園」から、生涯現役で頑張っている方を中心にご紹介しようと思います。
今回は、かつて武家社会の中心地として栄えた古都、神奈川県鎌倉市が舞台です。
「北鎌倉駅」から歩いて10分、路地を入ったところにある自宅で、日本のワインと鎌倉野菜のランチ、そして甘味を楽しめる店を開いた広川隆司(ひろかわ・たかし)さん(65歳)と妻の真紀子(まきこ)さん(61歳)が主人公です。
隆司さんは、東京の区役所に入職後、真紀子さんと結婚し、2人の男の子が生まれました。隆司さんの楽しみは週末のワイナリー巡りで、様々なワイナリーを巡るうちに「日本のワインをもっと皆に知ってもらいたい」と思うようになりました。定年退職を迎え、同じ頃、家の建て替えが決まると、自宅で店を開くことを決意します。ワインに合う料理は真紀子さんに担当してもらうことになりました。さらに、地元の甘味店で働いていた次男の佳司(けいじ)さんに声をかけ、甘味も提供することになりました。
そして、2015年2月、日本のワイン、鎌倉野菜のランチ、そして甘味を味わえる店「ひ路花」をオープンしました。
隆司さん、真紀子さん、佳司さんの親子3人で営む「ひ路花」は、お昼時には、真紀子さんが作る限定10食の「鎌倉温野菜ランチ」が人気です。一つ一つ丁寧に下ごしらえするので、野菜本来の旨みが味わえます。さらに、隆司さん厳選の国産ワイン、佳司さんが作るこだわりの甘味も訪れる人に笑顔と安らぎを与えます。
ワイン造りが盛んな山梨県までお出かけした隆司さんと真紀子さんは、「中央葡萄酒ミサワワイナリー」を訪れ、ワイナリーを見学させていただきました。興奮気味の隆司さんは見学中も質問が止まりません。日本のワインがもっと皆さんにられることを願っています。
ひ路花」をオープンしてから1年が経ち、お店まで敷き詰めたレンガのアプローチがガタガタしてきたので家族で修復作業です。長男の裕嗣(ゆうじ)さんも加わって家族4人が集まりました。素敵な家族に会える温かなお店は、鎌倉を訪れた人をホッとさせてくれます。
この親子の話は、絵にかいたような理想的な話であり、このように親子や子供達が同じ職場で、すきな趣味を生かして商売することはありえない気がします。
私も一度、勝沼のワイナリーにすっかり魅了されて、何年も通い続けた経験が、あります。特に甲斐からつくる白ワインは、絶品で、もっと飲まれてもいいのではないかと思いますが、現在はコスパの問題で、あまり日本のワインは飲んでいません。寂しい限りです。
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◆編集後記
白血病闘病記2016.5 NO.10
先週は。キロサイトの大量投入により、体調が不安定になり、白血球が100まで低下し、熱を出したりひどい状況でしたが、熱も下がり、お腹の調子もよくなり、すっかり落ち着きを取り戻しています。
しかし白血球100という、何でも感染するリスクの状態は続いており、相変わらずクリーンルームにいます。
しかし体が非常に元気で、以前は6時に起床して1時間程度病院を歩いておりましたが、今はできないので部屋を歩き回っています。また相変わらずパジャマでは、病人の気分になるので、普通の洋服に着替えて部屋で過ごしています。
先週の中盤からいよいよ髪の毛が抜けてきました。いまはほとんど坊主の状況です。投薬する薬も抗生剤、赤血球、血小板、カリウムなどバラエティに富んでいます。毎日ブランという白血球の値を上げる注射をしていますが、一向も数値が上がってきません。数値があがるには、もう1.2週間かかるようです。
また先日赤血球の輸血をするときに、血液型をみたらO型となっていたので、A型に変わっているはずなのに、びっくりしていたら、実はA型の考査血で、私の体の反応を見たら熔血する可能性があり、一番安全であるO型の輸血に、替えたそうです。事前に説明がなかったので、本当にびっくりしました。
また今回熱が出た原因であるブドウ球菌がどこまで体に潜り込んでいるかがまだ判明せず、来週にも再度検査を行う予定です。血液の病気は本当に理解できないことばかりです。